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クッション性の高い靴は本当に良いの? メリット・デメリットと失敗しない靴選び|足と靴の専門店が解説

2026.07.16

「クッション性の高い靴なら足に優しい」
「柔らかい靴ほど膝や腰への負担が少ない」

 

近年は厚底でクッション性の高い靴が増え、このようなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

実際に、クッション性の高い靴は歩行時の快適性が向上し、「疲れにくい」「歩きやすい」と感じる方も少なくありません。

しかし一方で、

 

「柔らかすぎて歩きにくい」
「足首がぐらつく」
「以前より疲れるようになった」

 

という声もあります。

では、クッション性の高い靴は本当に足に良いのでしょうか。

本記事では、

 

・クッション性の高い靴のメリット/デメリット
・どんな人に向いているのか
・Orthopädieschuhtechnik(ドイツ整形靴技術)から見た靴選び

 

について、ドイツ整形外科靴マイスターの視点から解説します。

 


クッション性の高い靴が人気になった理由

 

近年は、

 

・ウォーキングシューズ
・ランニングシューズ
・普段履き

 

まで、多くの靴で厚底化・高クッション化が進んでいます。

これは、

 

▶ 着地時の衝撃を和らげる
▶ 長時間歩いても疲れにくい
▶ 快適な履き心地

 

などが期待されているためです。

実際に、適度なクッションは歩行時の快適性を向上させることが報告されています。

一方で、

「クッション性が高い靴は足にやさしい」

という点については、必ずしもそうとは限らないと言えます。

 


クッション性の高い靴のメリット

 

■ ① 着地時の衝撃を和らげやすい

 

歩行では、着地のたびに体重以上の力が足へ加わります。

クッション性のあるミッドソールは、その衝撃を緩和し、

 

・踵

・足裏
・前足部

 

などへの局所的な負担を軽減する助けになる可能性があります。

特に、

 

・長時間歩く方
・硬いコンクリートを歩くことが多い方

 

では、快適性の向上につながる場合があります。

 


■ ② 長時間歩いても疲れにくく感じることがある

 

柔らかいミッドソールは「足裏への衝撃」を軽減しやすく、

 

「歩いていて楽」
「足裏が痛くなりにくい」

 

と感じる方も少なくありません。

ただし、この「疲れにくさ」は個人差が大きく、全ての人に当てはまるわけではありません。

 


クッション性の高い靴にも注意点がある

 

■ ① 柔らかければ良いとは限らない

 

「柔らかい=身体に優しい」

 

と思われがちですが、

実際にはそう単純ではありません。

柔らかい素材は沈み込みが大きくなるため、

人によっては、

 

・足首がぐらつく
・身体が左右に揺れる
・歩行時に安定しにくい

 

と感じることがあります。

また近年の研究では、

一部の高クッションシューズでは、身体が安定性を保とうとして脚の使い方が変化し、条件によっては地面からの反発力を上手く受け止める事ができず脚が過度に硬直してしまったり、衝撃が大きくなる場合もあることが報告されています。

 


■ ② ケガを予防できるとは言い切れない

 

「クッション性が高い靴ならケガをしない」

と思われることがあります。

しかし、

 

・クッション性の高い靴
・ミニマルシューズ
・安定性を重視した靴

 

などを比較しても、

特定の靴がランニング障害を明確に減らすという十分な証拠は確認されていません。

つまり、

▶ 靴の種類だけでケガのリスクは決まらない

ということです。

 


大切なのは「クッション性」だけではありません

 

Orthopädieschuhtechnikでは、

靴を評価するときに

「クッション性」だけを見ることはありません。

歩行を安定させるためには、

 

・踵を保持するカウンター
・靴底の安定性
・適度な剛性
・ローリング(重心移動)
・靴幅
・サイズ
・足との適合性

 

などを総合的に考えます。

クッション性は必要な場所へ適した素材を使えば非常に効果的ですが、クッション性が高くても踵が不安定であれば、膝への負担が大きくなる恐れもあり歩きにくくなることがあります。

逆に足を固め過ぎる事は可動性を奪い、足を衰えさせてしまう事につながる恐れもありますが、適度な硬さがあり踵をしっかり保持できる靴では歩きやすく感じる方も多くいらっしゃいます。

 


足に合った靴が最も重要

 

人によって、

 

・足の形
・歩き方
・筋力
・体重
・生活環境

 

は異なります。

そのため、「この靴が一番良い」という靴は存在しません。

例えば、

 

・足裏への負担が強い方

 

ではクッション性が有効な場合があります。

一方で、

 

・足首が不安定な方
・外反母趾や扁平足がある方

 

では、クッション性だけでなく、足を適切に支える構造の方が重要になることもあります。

 


ネイチャーズウォークの考え方

 

私たちは、

「柔らかい靴」

「硬い靴」

のどちらかをおすすめすることはありません。

 

大切なのは、

▶ その方の足や歩き方に合っているか

ということです。

そのため、

 

・足部の状態
・歩き方
・現在履いている靴
・生活環境

 

を確認したうえで、

必要に応じて

 

・靴
・インソール
・靴の加工

 

をご提案しています。

 


 

・カウンセリングは無料です。→「カウンセリング予約をしてみる」

・ご遠方の方はネットショップでもインソールをお求めいただけます。

→「ネットショップをみてみる」

 


「ネイチャーズウォーク」では…

① 状態を正確に把握する

 

・立ち方
・歩き方
・靴
・既往歴

・足部のアライメント
・荷重のかかり方
・歩行時の安定性

 

などを総合的に確認します。

 


② 試し履きと機能の確認

実際にさまざまな靴やインソールを試しながら、

足の形に合っているか、歩きやすさや安定性の確認をします。

 


③ 最適な靴・インソールをご提案

足の状態だけではなく、

生活環境や使用目的も考慮し、

一人ひとりに合ったご提案を行っています。

 


※必要に応じて歩行改善もご提案

歩行は靴だけで決まるものではありません。

歩き方や姿勢を見直すことで、

靴やインソールの効果をさらに活かせる場合があります。

歩行教室も定期開催しておりますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

 

→「歩行教室について見てみる」

 


まとめ

 

クッション性の高い靴には、

 

・歩行時の快適性を高める
・足裏への負担を和らげる

 

といったメリットがあります。

一方で、

「柔らかい靴だから誰にでも良い」「ケガを予防できる」と言えるだけの十分な科学的根拠は、現時点ではありません。

重要なのはクッション性だけではなく、

 

・踵の安定性
・靴底の構造
・足との適合
・歩き方

 

まで含めて考えることです。

 

「クッション性の高い靴を履いているのに疲れる」
「どんな靴が自分に合うのかわからない」
「膝や腰への負担を減らしたい」

 

という方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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